自分で塗る滑り止め剤
自分で塗るタイプの滑り止め剤も一般に販売されていますが、多くは効果が低く、耐久性も長く保ちません。
また、モノの扱いや施工を誤ると床面に取り返しのつかないダメージを与えてしまう危険もあります。
また、モノの扱いや施工を誤ると床面に取り返しのつかないダメージを与えてしまう危険もあります。
効果が無い・すぐに失われるだけでなく、
床面を著しく傷めるリスクもあります。
滑り止めテープの特長・適性
- 滑り止め効果
- ×低い
- 耐久期間
- ×長く保たない
- 外観・感触
- △床を傷める危険
- 清掃の容易さ
- ○容易
- 費用・工事規模
- △安価だが手間
適する場所 | 一般・個人住宅など、責任やリスクの小さい場合 |
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適する床材 | 各商品ごとに異なる |
目的と効果 | 個人の住宅に滑り止めを行いたい・費用がかけられないケースの選択肢。 |
自分で塗る滑り止め剤のデメリット
これらの床滑り止めは、専門業者が施すものと比べて効果は低く、
そしてすぐに失われることがほとんどです。
その原因は、第一に「取扱いが安全・容易な分、滑り止め効果は低い」モノであること、そしてもうひとつ、一般的にはあまり認知されてはいませんが、滑り止め剤を塗る前の工程である「床面の洗浄・下地処理が、専門技術と機材がなければ行えない」ことの、ふたつが挙げられます。
もともと効果が低いことに加えて、耐久性もそう長くはないために、結局、すぐにほかの滑り止めを施す必要に迫られることが大半であるため、最終的に「やるだめムダであった」といった結果に陥ることが多いため、お店や施設の滑り止めとしては、おすすめできるものではありません。
また、専門業者向けのものに比べて格段に扱いやすいとはいえ、こうした滑り止めも溶剤を用いたものが多く、床の材質や色によっては、修復のできないダメージを与えてしまう可能性があります。また、取扱いや処理を誤れば、健康や環境への悪影響のおそれもあります。
個人の住宅など、転倒事故・ケガが生じた際のリスクを自身でまかなえる場所であれば、こうした安価な方法を試しに行ってみることも、選択肢のひとつであるかも知れません。